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無量義経                                 

まさに一切の諸法は自ずから本来今、性相空寂にして、大無く小無く、

生無く滅無く、住に非ず動に非ず、進ならず退ならず、猶し虚空の如くにして

二法有ること無く、しかも諸々の衆生は、虚妄もて横に是は此、是は彼、

是は得、是は失なりと計して、不善の念を起こし衆の悪業を造り、

六趣に輪廻して諸々の苦毒を備け、無量億劫にも自ら出ること能はずと観察すべし。

菩薩摩可薩、是の如く諦かに観じて憐愍(れんみん)の心を生じ、

大慈悲を発して、将に救抜せんと欲し、又復深く一切の諸法に入れ、

法の相は是の如くにして是の如きの法を生じ、法の相は是の如くにして

是の如きの法に住し、法の相は是の如くにして是の如きの法を異し、

法の相は是の如きにして是の如きの法を滅す。法の相は是の如くにして

能く悪法を生じ、法の相は是の如くにして能く善法を生ず。

住と異と滅も亦復是の如し。

菩薩、是の如く四相の始末を観察して、悉く遍(あまね)く知りおわれば、

次に復諦(またあきら)かに一切の諸法は念念に住せず新新に生滅すと観じ、

復即時に生住異滅すと観ぜよ。

是の如く観じおわりて、しかも衆生の諸の根性欲に入れ、性欲無量なるが故に

説法無量なり。説法無量なるが故に義も亦無量なり。

無量義とは一法より生ず。其一法とは即ち無相なり。是の如きの無相は相無く

して相ならず。相ならずして相無きを名づけて実相となす。

菩薩摩可薩は、是の如きの真実相に安住しおわりて発する所の慈悲は

明諦にして虚(むな)しからず。衆生の所に於いて真に能く苦を抜く。

苦既に抜きおわれば、復為に法を説いて諸の衆生をして快楽を受けしむ。

善男子、菩薩若し能く是の如く一切の法門無量義を修する者は

必ず疾(すみやか)に阿耨多羅三藐三菩提を成ずることを得ん。

 

諸法は本来空寂にして、代謝して住せず、念念に生滅す。

 

参考:全文はこちら。(パソコンの為現せない字があったりします。お許し下さい。)

 

 

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