‐ 華厳経 浄土三部経 法華経 無量義経 観普賢菩薩行法経 涅槃経 般若心経 金剛般若経
摩訶般若波羅蜜経 勝鬘経 弥勒菩薩上生・下生・大成仏経 大毘慮遮那仏神変加持経 金剛頂経
蘇悉地羯羅経 解深密経 仁王般若波羅蜜経 梵網経 維摩詰所説経 法句経 仏本行集経
大般若波羅蜜多経第十般若理趣分 大乗入楞伽経 大方広方篋経 阿闍世王経 文殊師利問経
無量義経
まさに一切の諸法は自ずから本来今、性相空寂にして、大無く小無く、
生無く滅無く、住に非ず動に非ず、進ならず退ならず、猶し虚空の如くにして
二法有ること無く、しかも諸々の衆生は、虚妄もて横に是は此、是は彼、
是は得、是は失なりと計して、不善の念を起こし衆の悪業を造り、
六趣に輪廻して諸々の苦毒を備け、無量億劫にも自ら出ること能はずと観察すべし。
菩薩摩可薩、是の如く諦かに観じて憐愍(れんみん)の心を生じ、
大慈悲を発して、将に救抜せんと欲し、又復深く一切の諸法に入れ、
法の相は是の如くにして是の如きの法を生じ、法の相は是の如くにして
是の如きの法に住し、法の相は是の如くにして是の如きの法を異し、
法の相は是の如きにして是の如きの法を滅す。法の相は是の如くにして
能く悪法を生じ、法の相は是の如くにして能く善法を生ず。
住と異と滅も亦復是の如し。
菩薩、是の如く四相の始末を観察して、悉く遍(あまね)く知りおわれば、
次に復諦(またあきら)かに一切の諸法は念念に住せず新新に生滅すと観じ、
復即時に生住異滅すと観ぜよ。
是の如く観じおわりて、しかも衆生の諸の根性欲に入れ、性欲無量なるが故に
説法無量なり。説法無量なるが故に義も亦無量なり。
無量義とは一法より生ず。其一法とは即ち無相なり。是の如きの無相は相無く
して相ならず。相ならずして相無きを名づけて実相となす。
菩薩摩可薩は、是の如きの真実相に安住しおわりて発する所の慈悲は
明諦にして虚(むな)しからず。衆生の所に於いて真に能く苦を抜く。
苦既に抜きおわれば、復為に法を説いて諸の衆生をして快楽を受けしむ。
善男子、菩薩若し能く是の如く一切の法門無量義を修する者は
必ず疾(すみやか)に阿耨多羅三藐三菩提を成ずることを得ん。
諸法は本来空寂にして、代謝して住せず、念念に生滅す。
参考:全文はこちら。(パソコンの為現せない字があったりします。お許し下さい。)
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