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維摩詰所説経



仏は増上慢の人の為に、婬・怒・癡を離るるを解脱と為すと説きたまふのみ。

若し増上慢無き者には、仏は婬・怒・癡の性即ち解脱なりと説きたまふ。



若し得有り、證有らば、即ち仏法に於いて増上慢と為せばなり。




一切の法に於いて、言も無く、説も無く、示も無く、識も無く、

諸々の問答を離るる、是を不二法門に入ると為す。



文字語言有ること無き、此れ真に不二法門に入る。




生とは虚誑の法の相続の相なり。





法は有ならず亦無ならず、因縁を以っての故に諸法生ずと説きたまふ。



一切の諸法は幻化の相の如し、汝懼るる所有るべからざるなり。所以は何ん(いかん)。

一切の言説は是の相を離れず、智者に至りては文字に著せず、故に懼るる所無し。

何を以っての故に。文字は性を離る、文字有ること無し、是れ即ち解脱なり、

解脱の相とは即ち諸法なり。



声聞人の根を観ぜずして應(まさ)に法を説くべからず



利無く功徳無き是を出家と為す。


出家とは、無為の法の為にす。無為の法の中には利無く功徳無し。



怨に勝つが如し、乃ち勇と為すべし。



煩悩の大海に入らざれば、則(すなわ)ち一切智の宝を得ること能(あた)はず。

 

 …

直心、是れ道場なり。虚仮無きが故に。

 

 

布施、是れ道場なり。報を望まざるが故に。

 

 

一念に一切法を知る、是れ道場なり。一切智を成就するが故に。

 

 

外道は諸見を楽しむ。菩薩は諸見に於いて動かず。

 

 

禅味に貪着する、是れ菩薩の縛なり。

 

 

方便無き慧は縛し、方便有る慧は解す。

慧無き方便は縛し、慧有る方便は解す。

 

 

止観の助動の法を行ずると雖も、畢竟じて寂滅に堕せざる、是れ菩薩行なり。

 

 

皆な世俗の文字と数とを以っての故に、三世有りと説く。

菩提に去・来・今有りと謂うには非ざるなり。

 

 

分別・思惟の能く得る所に非ず。

 

 

 

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