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仏本行集経

世間の愛欲は虚幻のみ。暫時須臾にして破壊し、久しからずして摩滅す。


諸比丘等、敬信を生ぜず、慙愧の心なく、

世務を営理して、諸業を楽しみ、所有の持疑も、相諮問せず、

各己が能を恃んで、互いに驕慢を生じ、恒に非法を聚め、

諸の悪知識不善の人を以って朋友と為し、

共に相狎習して圍饒遊従せり。

恃んで:たのんで 聚め:あつめ 狎習:こうじゅう 圍饒:いにょう


出語、智に随うも、語言は智に在らず。

随う:したがう


没して煩悩の暗に在るも、愚癡にして慧眼なく、自ら覚知する能はず。

暗:やみ 愚癡:ぐち 能はず:あたはず


此の身の動く時は心に由りて転ず。

應に先ず心を調すべし、身を苦しむる莫れ。

身は木石の如く知る所無し。

何の故に心に随いて体を困しむる。

應に:まさに 莫れ:なかれ 困しむる:くるしむる


利を求めんと欲し、其の内に大失有るを知らざるが如し。


世間に楽を求むるを以っての故に、取りて多く苦を得たり。


時と非時と無し。


論議して勝ちを求むる、これを貪と名づく、

名を争ひて他を伏せば人を恥しむ。


世間の諸欲は、猶、浮雲の、暫らくも住する有る無きが如し。

猛風の起こる、須臾も停らざるが如し。

猶:なお 須臾:しゅゆ 停らざる:とどまらざる


我久しく、已に、五欲の諸患を知れり。

一度五欲に耽らば、足るを知るべからず、

暫時楽を受くるも、久しく停るを得ず。

已に:すでに 諸患:しょげん 耽らば:ふけらば 停る:とどまる


我、今、無為の處を證せんと欲す。


自身を困しめ、苦を受くるは、聖の歎ずる所に非ず。

自利を得ず。利他を得ず。この法、須らく捨つべし。

困しめ:くるしめ 歎ずる:たんずる 非ず:あらず 須らく:すべからく


不可言説の法は甚深なり、真如は寂静にして名字無し。


若し人寿命百年に満つるも、愚癡心より恒に散乱を生ぜば、

能く智恵及び禅定有る、一日の活は彼の長きに勝るに足る。


我は唯、真理を取る、名と句とを好まず。


諸法は因より生じ、諸法は因によりて滅す。

 

 

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